鈴木清順が時代を先取ってしまったせいで日活を干される事になった問題作だが、今観てみると意味不明という程ではない。もっとよくわからない映画はたくさんある。 核になるプロットもストーリーもいたってシンプルではあるが、色々なアイデアを散りばめた結果として複雑になりカルト映画と呼ばれるようになったのだと思う。 一言で言ってしまえば女に入れあげたり殺し屋として脇が甘かった男の転落物語なんだから。 いくら時代を先取りすぎたと言えども当時の人たちも、映像の格好良さぐらいはわかったんじゃないかという気もするがどうなんだろうか。 お気に入りの殺し方は配管を外して拳銃を撃つ歯医者を殺す方法。
