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殺しの烙印のKのレビュー・感想・評価

殺しの烙印(1967年製作の映画)
4.7
フレーミングにおいて最も優れている映画かもしれない。確定できないのは、まだその意味性を理解できていないからだ。

物語は断片的で映されない場面の方が多い。設定もほとんど説明されない。カットとカットも繋がっていない。出来事の因果関係を否定してるような余白。

「私の夢は死ぬことよ」

人間は死に向かっている。ある意味では死を望んでることになる。それまでの間の寂しさを埋めることに時間を尽くしている。

真理アンヌが美しすぎるんだけれど、それを超えるくらいにフレーミングが荘厳だ。
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