内容はほとんど『ベイマックス』と同じ。
ちゃんしたホラーを期待してたけど、まったくホラーではなかった。怖くないという意味ではなく、「ホラー映画」として作られてない。
公開前に日本版ポスターが海外版>>続きを読む
五月蠅さと退屈さはメディアそのものなんだけど、それを超えてアンチテーゼがあったように感じなかった。
「何もしない」のは本当に素晴らしい哲学だ。その先での思考や行動しか価値がないと思う。
ディズニーランドの『プーさんのハニーハント』が乗りたくなる。
主人公が”選ばれし者”であるように感じて、もうひとつ感情移入できなかった。
『罪と罰』のロジャー、『異邦人』のムルソー、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』のホールデン、『人間失格』の葉蔵のように、選ば>>続きを読む
「周りに隠れて誰かに助けてもらいながら認められていく」というありきたりなストーリー。
見やすい代わりに、いまいち見所も分からなかった。
そもそもアーサー王伝説が好きじゃない上に、本作は日常系じゃないのに抑揚がなくて退屈だった。
ヤン・シュヴァンクマイエルの『アリス』しか観たことなかったんだけど、それと同じくらいよく分からない話だった。
『赤ずきん』と『三匹のこぶた』のコラボは興味深い。けれども、ショートフィルムのわりに無駄なシーンが多いように感じた。
内容とは裏腹にカットが多くて疲れる。
どんどん驚かすストーリーなら悪くないけど、じっくりと恐怖を与えていきたいなら撮り方が合ってない。
現実社会に存在する無言の圧力(愛、結婚、道徳、倫理など)を強調することで、異常性を描こうとする試みが良い。
最後は、実行しなかったのかもしれない。個人的には主人公の気持がひどく分かる。とにかく今いる>>続きを読む
何が悪いか分からなくなるくらいに、良いところが一つもない。
おじいさんになっても子供が欲しいのも怖いし、人形が子供だったらと思うのも怖いけど、何よりも、実際にその人形が話したり動いたりしたら、翌朝すぐに学校に行かせるのがいちばん怖い。
そんなに欲しかったなら>>続きを読む
アニメーションにしか表現出来ないような作画が良かった。白雪姫の表情で語ることに成功している。
ストーリーは綿密さに欠けてるけれど、可愛らしさで補える。
ハゲタカが無音で飛び立つシーン美しくて心を掴>>続きを読む
大抵の救われる映画ってくだらないけれど、それは万人に向けられた救いだからだと思う。
本作のような、個人に用意された特別な救いは価値があって観ていて気持ちいい。
眠くなる部分はあるけれど、それは映画>>続きを読む
本当に、「絶交の理由」が素晴らしい。
言い合ったり、殴り合ったり、無視し合ったり、それらが過激になったりすることはよくある。年齢も、性別も、人種も、土地も、信仰も、時代も、関係ない。だから、このよう>>続きを読む
『ライオン・キング』ではティモンとプンバを可愛いと思ったけれど、彼らに焦点を当てると鬱陶しさが目立った。
ありきたりなストーリーで、続編に期待しているものではなかった。
一つの家で行われる、たった一夜の、パートナー同士のケンカを延々と見せられる。
たったそれだけのことを、なぜ観てられるのか。それは、どっちの意見も、どっちの態度も理解できるからだと思う。
約100分>>続きを読む
理性を拒否する素晴らしい作品。事象の意味性ではなく、感情の機微に重きを置く。
なぜこうなったか、これは何を表してるか、そことあそこに繋がりがある、という考察に意味はない。
たんぽぽになった女性のダ>>続きを読む
実写でアヴちゃんと森山未來の歌と踊りを見せてくれた方が良かった。キャスティングを持て余してる。
ストーリーの退屈さよりも、アニメーションという技法のもったいなさが目立ってたし、音楽がひどくて楽しめな>>続きを読む
簡単に人が死ぬ。最初のエピソードでは、それこそ手拍子をするようにパンパン死んでいく。
何かと引き換えに安全や健康を享受している現代へのアンチテーゼのようだった。人が死んでいくのを面白く感じる。
西>>続きを読む
まずは、その手法と効果に驚いた。モノクロ写真を連続で映し出す「フォトロマン」という手法に。
映像という運動を拒否しても、映画的意義を損なわずにいられる。それによって観客は強制的に能動させられる。>>続きを読む
最初に、侵入してレイプしようとした時点で終わってる。
彼が前科持ちであるとか、レイプしようとしたから幸せになるべきじゃないという話ではない。むしろ、彼自身も救われるべきだと思っている。
ただ、レイ>>続きを読む
太った裸婦が踊るオープニング。
その瞬間から終わる時まで、ソワソワが止まらなかった。居心地が悪いんだけど、興味が勝ってそこから離れない感じだ。
「何かが起こりそう」という緊張感の作り方が上手だった>>続きを読む
パッケージがいちばん面白い。
もっと荒々しく挑戦的なものを求めてたけど、意外とまともに作られていた。
自分の表現をいちばん大切にする。
後悔もしないし、反省もしない。ちょっと他人に迷惑をかけたり、法律を犯したりするけど、それでも自由を捨てない。常に自分に賭ける。
悪くない。
散文的なところは好きだけど、それをそのままにせずに強引に繋ぎ合わせて物語性を持たせるところが勿体なかった。
しかもありきたりな物語だし、どのシーンも印象に残らない。
映画というよりはゲーム。表現というよりは再現。
緊張感がないのは技法のせいではなく、脚本の弱さかな。
ただのメロドラマなのに、カメラワークによって意味性が与えられてるようだった。
確かに存在していた時間が、時間の経過と共に不確かになっていく。
特異な作家性は、気に入ればいくつもの他の作品を見たくなるが、気に入らなければ他の作品はどれも楽しめくなる。
私にとっての小津安二郎とは残念ながら後者に属している。面白い作品はあるし、構図は美しいと思>>続きを読む