海大

殺しの烙印の海大のレビュー・感想・評価

殺しの烙印(1967年製作の映画)
4.4
ただの傑作だったわ…
浪漫三部作で満足してたおれが間違いだった
日活時代もちゃんと清順さんだ。

特に前半〜波止場の撃ち合いまでが最高すぎた
No. 1との戦いは前半の勢いに比べると若干落ちるなとは思いつつでもちゃんとおもしろかった。

好きなシーンあげ出したらキリないな。
特に好きなのは映写機で映し出されたみさこに語りかけるシーン。
「なぁ、どこにいるんだよ」って映像にずっと話しかけててめちゃ笑ったわ。
あと、波止場前のバーかなんかで、No. 1から電話がかかってくるシーン。
手元から落ちてぶらぶらしてる受話器が絶妙に見える天井からの俯瞰めのカット神すぎる。
あと目の前でガム噛みながらずっと笑ってる女の人。
誰やねん。
噛んでるガムを手でつまんで伸ばすのが最高だった。

もうちょい遡ると、暗殺に失敗したNo.3とみさこが階段で話してる構図もヤバかった。
絶対声聞こえんやろっていう距離なんだけど最高構図すぎてクソ笑った。

あと暗殺一つ一つがおもしろすぎる。
ライターの広告看板からの射殺が1番好きです。

あかんとまらん
あとは雨〜シャワーカットとか、米嗅ぐキャラとか、、、
ってか螺旋階段でセックスすな笑
そんで事後寝転がってココナッツみたいなデカ果実コロコロさせんだろ普通笑

まぁあとは最初と最後のハードボイルドなバラードも良かったです。最後いい感じに締まりました。

傑作だとは知りつつ観てなかった自分を恥じたい。
海大

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