neohetare

晩春のneohetareのレビュー・感想・評価

晩春(1949年製作の映画)
5.0
これで紀子三部作を全て観たことになります。
小津映画はまだ四本しか観たことがないですが、全監督作の中で構図の美しさが一番際立っている作品なのではと思うくらいに綺麗な映画でした。

幸せになった/幸福であったはずなのに最後に映る原節子と笠智衆の表情はとても幸福そうには見えない、という所が三部作には共通していて、そこに「人生とはそういうものです」もしくは「これって幸せなのでしょうか」という世界観が滲んでいるのが三作のユニークさだと思います。
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