列車、自転車、鳩、りんごの皮。そして全編を貫く構築美。
処女性を担わされた原節子の顔ぢから。あの魔力だけで全てが成立する。彼女の相貌に差す影が笠智衆に伝播する瞬間の緊張。「あぁ」と「えぇ」の含み。…
(原節子)
おっさんの再婚(晩春)は不潔だと言い切るのりこから始まる物語。27で未婚(晩春)ののりこに結婚がリアルに迫って来たことへの不安と父への失望(コンフォートゾーンからの脱却)。
能のシーンで…
またまた原節子さんが演じるは紀子さん!
娘を嫁にやりたい父親。
vs
父親のそばにいたい娘。
互いを思いあう優しさが何と温かいことか。
相変わらず何か起きる訳もなく淡々と進んで
眠気…
古い映画はそう観ない。
時代の空気感があり、それを感じ取れないと正しい受け取りが出来ない気がする、事実としての時間により古さを感じてしまうのも否めない、何よりも自身に心の余裕がないことが観ない言い訳…
信じられないくらい泣いてしまった。
家の中を回りながら話す人々、小さな用事、掛け合い、その中で一世一代をどうにかこうにかやる、小さな座り方の小さな父親。
繰り返されるショット、室内、道を行き帰る…
花瓶がやばいな。
最初から最後まで豊かすぎる。
舞台を観ている客席でも進行する能。ずっと笑顔だっただけに恐ろしい。
台詞の反復で生じる可笑しみ、熊太郎がクーちゃんになりクーパーと重なる洒落からもあ…
誰しもが経験するであろう、環境の変化への不安や切なさに、それぞれが向き合っていくという春を感じる映画。
小津監督の「人間生活」と「風景」をゆっくりじっくりみせるスタイルめちゃくちゃ好き。
普遍的で…