あなたが、もしも私のお父さんだっら、たぶんお嫁に行けないと思う。ある女性から、そんなふうに言われたことのある僕にとって、普遍性を云々(うんぬん)する前に、この映画は他人事ではないところがある。
そ…
「晩春」のタイトルに違わず序盤BGMで瀧蓮太郎の「花」(春のうららので始まる)が流れる。
相変わらず小津安二郎は洒落てて好き。
親子2人で仲良く生きていきたいだけなのにそれを許さない世間との葛藤が今…
大学生ぶりに再鑑賞。
自分が結婚をする年になって観ると迫るものが違いますね。
紀子の気持ち痛いほど分かる。
最後の宿での父との会話、私そのものすぎて、大人になれない自分を突きつけられて心がきゅーっ…
小津の若々しさを感じる映画。演出も編集もセリフも従来の小津映画と比べて活気に溢れている。原節子のキャピキャピした演技はかわいいし、杉村春子は相変わらずいや〜なおばさん(憎めない)像が上手い。笠智衆は…
>>続きを読む最高すぎる〜〜〜
男性が書いたと思しき解説や感想サイトを読んでると「父と娘の異様な関係性…ともすると近親相姦的な危うさが…」みたいな内容が散見されるんだが、女の自分としてはこの父娘のどこにそういう性…
本当の気持ちを安易に語らないという、日本独特の美徳というか、人柄というか。
最近はよくそれがネガティブに捉えられがちだけど、立派な美徳の一つであると思う。確かに行き過ぎると良くないのかもしれないけど…
『晩春』よりも『秋刀魚の味』の方が個人的には好き。
この作品の描く情感や価値観が、自分の感覚とは少し噛み合わなかった。
特に原節子の演技にはどうしても違和感があって、どこか芝居がかって見えてしまう。…