Gong

晩春のGongのレビュー・感想・評価

晩春(1949年製作の映画)
5.0
2017.02.16 すきだーこの映画。
父親と娘。
「お父さまとこうしていたいの、これ以上の幸せはないと思うの」と正直な気持ちを伝えるも、「幸せになるんだよ、いいね」と何度も繰り返す父。お互いを想う父と娘の姿に涙がでる。
笠さんがとてもかっこいい。原節子も本当に美しい。
壺の意味は、わからなかった。
旅行の最後のこのシーンと、花嫁姿でお世話になりましたという紀子、1人でリンゴを剥き悲しそうな顔をする父の姿に号泣。
ひとりになった父の姿は切なすぎた。
能を観劇してるときの紀子の複雑な感情が表現が良かった。
かなしいけど、父が説得する時に言ってたように、そうやって成り立っているものだし、しょうがないものなんだけど…
かなしいなぁ。切なすぎる。
幸せってなんだろうな、そこまでして世間一般の結婚ってしなきゃいけないものなのかな。でもそうしないと人間いなくなっちゃうしな。
Gong

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