ストーリーもなく、ただ走り回ってるだけではないことを証明したトムクルーズのアイドル映画第3弾。
1億5千万ドルの制作費をかけただけあって、アクション・シーンは秀逸。あまりの爆発に爽快感がヤバい。楽しい。でもスパイじゃないよね!?いやまぁ、アクション超大作なんで!気にしない!
ありえないハイテクなアイテムや無茶なシーンとテンポ良いチームプレイが「アクション」としてのハードルを高める。しかも2転3転する脚本がまた良い。始まり方なんか最高だよ。
やっぱり映画っていうのは、始まりに問題があって、曲がかかって、ハラハラ感のある展開と、ちょっとビビっちゃう不安があるもんだと思う。そんでその過程を通る「アクション」の数々が、激しかったり静かに着々と進行したり……。ミッションインポッシブルのシリーズにはそんな「映画」の根源になる良いところが詰まっていて、「これこそが映画の醍醐味だろーが!」みたいなシーンがあるから好き。
トムクルーズのアイドル映画と言われよーが、スパイじゃないと言われよーが、このシリーズは映画の根源を意識させる珠玉のシリーズであることは間違いない。
と思わせてくる映画を製作したのが、映画オタクのJJで良かった。ありがとうJJ。