前作は監督がジョンウーだったため「ぶっとびアクション」が炸裂したわけです！
さあ3作目はネタ切れか？
そんなわけないだろ！と言わんばかりに新たなテイストが導入されたシリーズ3作目。
監督はスターウォーズEP7を任された期待の新星JJエイブラムス
1作目は巨匠デパルマ監督によって上質なスパイ映画だった
2作目はアクション監督ジョンウーによって上質なアクション映画だった
この二方向に散ってしまったシリーズをエイブラムスは一つの道に巧みに集約させた本作。
1作目のようなスパイならではの作戦が描かれるものの、
テロリストの強襲などにより2作目のようなトムクルーズの高い身体能力でカバーする場面もある、
これまで描かれなかった主人公の奥さんなどを登場させることで
キャラクターに深みを増す構造となっている。
そしてシリアスな描写や展開も取り入れ、
これまでの「動ける悪役」から「頭を使う悪役」へとシフトチェンジし、いまなき名優シーモアホフマンが演じておりキャラが中々良い。
決して1や2の焼き直しにならない、かといって別物にならないように心がけている
映画的にもここまでバランスよくまとめられたシリーズものは恐ろしい。
