デヴィッド・クローネンバーグ監督のグロテスクな作品。
テレポーテーションの装置を発明し、自らが体験する。移動用のポッドの中にハエが入り込んでいたため、不覚にもハエと融合してしまった博士の運命。
97分と短めの作品だったのか。
本作品は小学生の頃にテレビで見た記憶あり。「早く寝なさい」と言われながら最後まで見た。
ホラー作品であり、恐怖の演出に力が入っている。
耳がとれて、爪がとれて、汁を垂らす。
腕相撲の勝負で、相手の手首をあり得ない方向に折る。
得体の知れない物体の出産。
蠢めくイモムシに絶叫。
徐々に変態していく、悲しい博士の末路。
あんなに頭が良いのに、肝心な事を抑えていないところに驚き。もっと複数名で研究しましょう。
製作総指揮にメル・ブルックスの名前があることを発見。そう言えば「スペースボール」の宇宙船でテレポーテーションしていた。移動先は隣の部屋だったけど。