フリーザ

ザ・プレイヤーのフリーザのレビュー・感想・評価

ザ・プレイヤー(1992年製作の映画)
4.1
【ロバート・アルトマン連続鑑賞1本目】

サスペンス。と見せかけて事件の真相はあまり重要ではなく、この映画の構成や演出自体がハリウッドを皮肉っているブラックでメタ的な構造のややこしい作品。

ロバート・アルトマン監督といえば群像劇のイメージ。この作品は主人公がいますが登場人物がやたら多くて最初ちょっと困惑します。

ど頭の長回しから”いかにも”な感じのする作品で、やたらと映画や俳優の名前が出てきたりポスターが出てくるのでそれらが分かれば分かるほど楽しめそう。
なんというか普通にクリアするだけなら簡単だけど細かい要素を拾って100%クリアするのは難しいゲーム、みたいな。
自分は作中に出てくる映画は半分くらいしか観ていませんでした。

この映画自体が、作中で出てきた”ヒット映画に必要な要素”である大スター・サスペンス・セックス・ハッピーエンド(あと色々)が盛り込まれた作品。
シニカルなラストが強烈。
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