フリーザさんの映画レビュー・感想・評価

フリーザ

フリーザ

ディセント(2005年製作の映画)

3.6

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珍しい地底人ホラー。
でありつつ結局怖いのは人間だよ系ホラーでもあり。

割とよく出来ておりカメラワークも凝っていて良かったのだが、設定上仕方ないとはいえ後半は暗くて何が起きているか分からないシーンが
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ボーン・コレクター(1999年製作の映画)

3.3

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全身麻痺のデンゼル・ワシントンと新人警官のアンジェリーナ・ジョリーのバディによるサイコサスペンス。
安楽椅子探偵もの。

90年代のサイコサスペンスって独特の陰鬱さとエンタメ性があってたまに無性に観た
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ペット 檻の中の乙女(2016年製作の映画)

3.1

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監禁ものであり、ヤバい奴が手出した相手の方が更にヤバい奴だった系でもあり。

途中まではストーカー→監禁というオーソドックスな展開だが、捕まった女の方の友達が実在せず(というか既に死んでる)、幻と会話
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MAY -メイ-(2002年製作の映画)

4.2

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せつねえーーーーー
こういうホラー大好き。
ホラーの持つ哀しさややるせなさやどうしようもなさが詰まってる。
超いい。

人の体の綺麗な部分を切り取って”完璧”な友達を作る。というかなりエグい話だが実際
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BMXアドベンチャー(1983年製作の映画)

2.8

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ニコール・キッドマンのデビュー作。

映像にせよキャラクターにせよ要所要所使われるSEにせよ挿入歌の使い方にせよめちゃくちゃダサい。
ストーリーはカスカス。
でもそれが良い。みたいなタイプの映画

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.4

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エンタメホラー。

話の大筋やなんかはまんま『エクソシスト』

思っていた通りエンタメ感の強い作品でホラーと言うよりダークファンタジーアクション。
ラッセル・クロウ神父に見えねえと思っていたけど観てた
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ジャンヌ・ダルク(1999年製作の映画)

3.0

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リュック・ベッソン監督作ということで色々あるけど結局「戦う美形の女の子」の話。

実在の人物モデルなので、神の声を聞いたといいつつその実自分自身の心の声だった的な設定にしたのは割と思い切ったことするな
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彼女が好きなものは(2021年製作の映画)

4.1

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同性愛を扱った恋愛もの。
最近このテーマの作品を沢山観ているがその中でもかなり良い方の作品。

同性愛者の男子とBL好きの腐女子のカップルという、危なっかしい設定ながら丁寧な作り。

個人的にMVPは
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ステージ・マザー(2020年製作の映画)

3.8

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死んだ息子が残したゲイバーを立て直せ!
といった具合のあらすじを読んでもっとハイテンションでコメディ寄りの作品かと思っていたが良い意味でしっとりとした優しいヒューマンドラマだった。

ゲイバーの立て直
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恋人はアンバー(2020年製作の映画)

4.0

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同性愛者の主人公達によるラブコメ。

真面目なテーマを扱いつつも結構コミカル。かと言ってアメリカのラブコメとはまた違うコミカルさ。

舞台となるのがアイルランドの田舎町でロケーションがかなり良い。
2
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ザ・プロム(2020年製作の映画)

3.8

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めっちゃ良い。

同性愛がテーマではあるが、登場人物によってはそれが関係なく(メリル・ストリープと校長の話とか)、結局各人が人との繋がりを経てそれぞれの悩みや問題に向き合っていくという話。

ミュージ
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ボーイズ・イン・ザ・バンド(2020年製作の映画)

3.6

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舞台劇の映画化のリメイク。
『真夜中のパーティー』は未見。

元は舞台劇ということでほぼ1シチュエーションで会話劇。
それで2時間ある為中々集中力がいる。

同性愛に関する映画を連続で観ているが、中で
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アレックス・ストレンジラブ(2018年製作の映画)

3.6

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同性愛を扱ったラブコメ。
前半は相当面白かったがラストで失速、というかそれで良かったんか感のある守りに入った落とし方で残念。

親友のデルがキャラクター的に最高。いやでも良すぎて作中のいいセリフや笑え
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Love,サイモン 17歳の告白(2018年製作の映画)

4.2

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名作。

主人公サイモンの「お前自分がゲイでつらいのは分かるけど、人間誰しも悩みがあるし恋愛のことだけじゃなく家庭のことや将来のことで死ぬほど辛い思いしてる人もいるんだから自分ばっか大変だと思うなよ」
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ベネデッタ(2021年製作の映画)

4.0

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ヴァーホーヴェンの2024年現在の最新作。
ヴァーホーヴェンって打つのめんどくさいな。

監督らしさ全開の下品さとインモラルさと攻撃力の高さを兼ね備えた愛憎渦巻くドラマin修道院。

妄想なのかガチな
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モーリス(1987年製作の映画)

3.5

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若き日のヒュー・グラントが出ている同性愛映画。
先日観た『アナザ・カントリー』と似ているが、あちらがより詩的で雰囲気重視だったのに対して今作はドラマパートにより尺を取り分かりやすいっちゃ分かりやすい話
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アナザー・カントリー(1983年製作の映画)

3.4

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コリン・ファースのデビュー作ということで勝手に主演だと思って観始めたがなんだか微妙なポジションのキャラだった。そして全然変わらないなコリン・ファース。

設定が設定だけに美形の男が多い。

単に自分の
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死霊館のシスター 呪いの秘密(2023年製作の映画)

3.5

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死霊館シリーズ9作目。
アナベル人形とシスターの話だとか色々ややこしくて何がどう繋がってるのか分かりにくいシリーズ。

RPGゲームみたいだった『死霊館のシスター』の続編らしく今作もRPG感あるホラー
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.8

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5年振りに再鑑賞。
当時はホラー映画を観始めた頃で全然拾いきれていない部分があったが今観ると中々どうして面白いじゃない。

冒頭のミニチュアのセットから実物へ、というカメラワークからして面白いし終始出
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ダーク・アンド・ウィケッド(2020年製作の映画)

2.5

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画面が暗すぎて何が映ってるか分からないシーンが多くストレス。

序盤でお母さんが指切るシーンがピーク。

追跡者(1998年製作の映画)

3.2

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テレビでやってるのを眺めていたのであまり熱心には観ていなかったが結構ダイナミックで舞台もコロコロ変わり中々楽しかった。

ペトラは静かに対峙する(2018年製作の映画)

3.2

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やんわり胸糞悪い家族ドラマ。

だいぶスローなテンポでカメラワークものっそりしている。何度か寝落ちして巻き戻しながら観た。

章仕立てだが1→2→3→〜といかず2→3→1→〜みたいにシャッフルしてるタ
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女の秘めごと(1969年製作の映画)

3.6

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ルチオ・フルチらしからぬミステリー。

死んだ女にソックリな女が現れて〜というあらすじはまんま『めまい』で、まぁ全体的に似てなくもない。

やたら空撮を用いて街並みを映していてありがたい(街並みが沢山
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悪魔のような女(1955年製作の映画)

3.6

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殺したはずの男の影につきまとわれるサスペンスホラー。

設定がシンプルながら面白いし細かい演出も気が利いていて良い。

しかしながらなんでこんなにイライラする登場人物ばかりなんだろうか。殺される旦那は
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テンタクルズ(1977年製作の映画)

2.0

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『ジョーズ』のパクリなモンスターパニック。
ダメな映画にありがちな話が散漫になっていて何がなんやらわからんってタイプ。

微妙に耳に残る効果音が面白い。
最後のシャチVSタコのBGMも面白かった。まぁ
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ディープ・ブルー(1999年製作の映画)

4.0

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面白い。

モンスターパニックものとしてここまで出来が良いのはそうそうないんじゃないかと思わせるクオリティ。

溜めがほとんど無く全篇クライマックスってレベルで画面が賑やか。
凄いのはそれでいて後半に
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インベージョン(2007年製作の映画)

3.4

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『盗まれた街』の4度目の映画化。
原作は未読だが78年版と93年版の映画は観た。

原作もこれ以前の映画作品も多数あるので特に目新しさはないが、ボディ・スナッチャーものとしての面白さは中々。特に今作は
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マインドハンター(2004年製作の映画)

3.4

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レニー・ハーリン監督によるサスペンスホラー。

本格的なサスペンスというよりあくまで登場人物が順番に殺されていくホラーとして楽しむのが吉。
『ファイナル・デスティネーション』的ピタゴラスイッチ殺人方法
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スフィア(1998年製作の映画)

2.9

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深海SFホラー。
『イベント・ホライゾン』と似てるがあっちの方がよっぽど面白い。

長い割にインパクトのあるシーンが少なく、じわじわ怖い系だが色々こねくり回し過ぎててわけわかんないことになっている。
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ブレインストーム(1983年製作の映画)

3.2

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悪くないけど地味。

ブレインストームという設定1本でその利用方法やらなんやらの説明にかなりの時間を割いた中盤まではそこそこ楽しいが、後半はそのそのブレインストームがイマイチ活きていない微妙な展開。
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39 刑法第三十九条(1999年製作の映画)

3.9

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39条なんで3.9点で。
というのは冗談でかなり面白い映画だった。

90年代の邦画特有の暗さやバイオレンスで病んだ雰囲気が良い。

堤真一と鈴木京香の主演2人は言わずもがな脇を固める役者も皆良かった
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アライバル-侵略者-(1996年製作の映画)

3.0

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ボディスナッチャーもののSFサスペンス。

それなりに楽しいが主人公が常にイライラしていて疲れる。

恋人にせよ黒人の子どもにせよサブキャラの活かし方が微妙だなーと思っていたらまさかの裏切りがありビッ
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悪魔を見た(2010年製作の映画)

3.7

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韓国産ヴィジランテもの。

割と序盤で主人公が犯人を追い詰め圧倒するという展開は中々新鮮。
流石にあんな泳がせ方しといたらまずいだろと思ったら案の定民間人に被害出しまくってるし、彼女の家族も犠牲になる
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ロビンソン漂流記(1954年製作の映画)

3.6

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定期的に観たくなるジャンルの一つである無人島に漂流物。
因みに脱獄物なんかも年一位で観たくなる。

想像していた通りの話だがなんだか妙に面白く、生命力強すぎるロビンソンによって正直そこまで島での暮らし
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君が生きた証(2014年製作の映画)

4.2

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面白い。

バンド映画であり父と子のヒューマンドラマでもあり。

作者の行いと作品は紐付けで考えるべきなのかということについても考えてしまう。

バンド映画として小気味良く、中盤は銃乱射事件のこと忘れ
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夜を越える旅(2021年製作の映画)

4.0

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あーこういうの好きだなぁ。

青春恋愛ホラー。

序盤はリアル路線の少しコミカルな青春物、死んだはずの小夜が出てきた辺りからはノスタルジックかつエモーショナルな恋愛物、悪夢になってからは割とコテコテの
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