雰囲気は良かった。舞台こそ本国歌舞伎町だが、登場人物は台湾人と中国人だけで日本の裏社会で暮らすマフィア一族の話。
主演はアジアを代表する日本人俳優の金城武。信じられないくらいかっこよかったけど、まだだいぶ若いころだったから垢抜けない感じがあって演技も少しよそよそしさがあった。金城武のピークは間違いなく「Lovers」台湾語と日本語を織り交ぜながら会話が行われていたのがかっこいい。弟役の谷原章介はねっとりした雰囲気の中に相変わらずの健やかさをもたらした。
ヒロイン役の人はドラマでちょいちょい見るなぁくらいの人でこういうタイプの映画に出ていたとは知らなかった。
もうちょっと雰囲気もストーリーもどろどろしてもいいかなぁと思った。でも出演者が爽やかだったからしょうがない。
P.S.椎名桔平も出てた。ああいう役以外で見たかった。