個人的に「ジャケの赤い映画を鑑賞しよう」キャンペーン開催中。
ジェラール・フィリップの優雅な仕草に惚れ惚れ。欲に染まっていく姿が痛々しい…
名誉、富、信心、愛、
重要度の割合は人それぞれ、、にしても、この作品この時代設定の中の人物たちはつまらない名誉を大事にしすぎていてバカらしい。
共感できる人物がいなかったのもあり、長尺に段々とイライラがつのってしまった。
特に市長夫人、嫉妬からジュリヤンを破滅させ死刑にまで追い詰めてやっと夫人自身の「嫉妬心」や「愛」に気づくの馬鹿すぎる…憎らしい。演じるダニエルダリューの演技がハマり過ぎている。あの無垢な表情がほんとに憎らしかった。
冒頭の裁判でのジュリヤンの主張が、物語のテーマとして最重要なところなのは理解しているけれど、
終盤でももう一度それを入れたら良かったのにと思う。
愛がどーのこーのっていうダラダラで終わっちゃうのはもったいないよなあ。
「言葉が人間に与えられたのは、自分の考えを隠すため」
引用のなかで自分にいちばん刺さった一文。