地底獣国

武器庫の地底獣国のレビュー・感想・評価

武器庫(1929年製作の映画)
2.9
そもそもがプロレタリアート革命を讃美する目的で作られてるからストーリー自体はそういうもので、中盤出てくるウクライナ中央議会の面々がいかにも悪そーな顔してる人ばっかりというのには失笑を禁じ得ない。

結局印象に残るのは序盤の、ガスマスクを脱いで自ら笑気ガスを吸いに行く兵士の姿とか、戦争に男手を取られて女子供に老人、傷病者しか残ってない村の寒々しい光景、そこで行われる児童虐待と動物虐待のカットバックといった戦争の悲惨さとか狂気の描写だったりする。

あと終盤、何の説明もなく主人公が銃で撃たれても平気な体になるのが訳わからな過ぎてちょっと笑う。
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