食べるという前提でブタを育てる。つまりこのブタは「家畜」としてクラスにやってきた。しかしその線引きをしっかりとしなかった為、ブタにはPちゃんという名前がつき、当然の如く生徒達はブタに愛着が湧き、ペットあるいはクラスメイトの一員かのような存在になる。…可愛がって育てた動物が、寿命で死ぬのさえ辛い事なのに、自らの決断で命を奪うなど、まだ小学生の子どもには非常に酷な事ではない？ペットのように可愛がられていたのに急に突き放されるブタの気持ちは考えた？命の尊さを教える事はいい事。しかしこの先生のやり方は軽薄で、ただ徒らに子どもの心に傷をつけただけのように思えてしまった。妻夫木聡は悪くない。
