レイチェル

人斬りのレイチェルのレビュー・感想・評価

人斬り(1969年製作の映画)
5.0
詳しくないけど幕末期の映画は大好き。勉強不足で「人斬り以蔵」こと土佐藩最強の暗殺剣士岡田以蔵は知らなかった。勝新太郎演じる彼の半生を描いた大傑作を初鑑賞。

とにかく最初から最後まで面白くて最高。脚本、橋本忍!

以蔵の人間味溢れる喜怒哀楽がとても愛おしくて良かった。何かと訪れる女郎小屋のおみの(倍賞美津子)に甘える様子は子どもみたいで可愛い勝新。

彼を操る武市半平太役の仲代達矢は見た事ないくらい冷徹でこれまた良かった。

坂本龍馬役の石原裕次郎は侍の格好が似合っていない気がしたけど、常に紳士的で素敵だった。土佐弁ではなかった。

「人斬り新兵衛」こと薩摩藩士田中新兵衛役の三島由紀夫がクールで超絶かっこいい。はめられたと直ぐに理解してからのアレがめちゃくちゃ早くてびっくり。この映画の1年後にまさかの三島事件。

以蔵がある作戦に入れてもらえなくて、慌ててすごい距離を走って走って参加したあの事件は何というのかな。池田屋事件とは違う?

書きたい事はまだ沢山あるけど満点なので察してほしい。
原作を読みたくなった。 

武市←タケチと読むのね。知らなかった〜
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