今年劇場公開されたなかでぶっちぎりのベスト1、2は(暫定だが)、『神々のたそがれ』と『マッド・マックス 怒りのデス・ロード』で、ここまでくると1位も2位もあんま変わらないが、そんなかんじだ。
ということで、アレクセイ・ゲルマンという監督に興味が出たので鑑賞したのだが、ほとんど演出がいっしょ。
ゲップ、放屁、鼻をならし、奇声をあげる人々。
カメラの前を遮るように通るやつもいれば、カメラを意識した目線をなげるやつもいる。つまり、とある惑星の都アルカナルも1935年のロシアも変わらないし、同じ住人なのだ。
その変わらない、80年代から確立したと思われる「芸風」がわかって、安心して爆睡した。
@新文芸座(11/1/2015) 35mm