フルスタリョフ、車を!の作品情報・感想・評価

「フルスタリョフ、車を!」に投稿された感想・評価

ENDO

ENDOの感想・評価

3.6
医師団陰謀事件に巻き込まれた医師の拷問シーンがトラウマ。暗闇でおじさんが犯されるシーンは凄惨……鉄の棒。ベリヤを経由してまさかの大物との邂逅。全編おちゃらけているクランスキーの存在感。トム・ハーディをより狂わせたガタイのいいおじさんは、スターリン亡き後どうなったのだろうか。
C

Cの感想・評価

4.1
熱量がすごい映画だなあ。夢の中のようにするすると混沌がひたすら続いていく。理解はできないけど、2時間ただひきこまれる。構えずに眺めてるくらいが丁度良さそう。余裕がある時にまた観返したい
DarcyAnam

DarcyAnamの感想・評価

5.0
ユーリー・クレンスキーのキャラクターがとても魅力的。
画面から全く目が離せない程に面白かった。猥雑な雰囲気も良い。
それにしても至る所で人が多過ぎて笑える。
Tyga

Tygaの感想・評価

4.4
とにかく「続いている」という実感だけが残る映画だった。

カットが続いている。
線路は続いている。
混沌が続いている。
歴史が続いている。
ソ連は続いている。
生命は続いている。
2018(37)
『神々のたそがれ』のスタイルはここで確立されていたのね、画面を縦横無尽に出入りする人人は唾と悪態を吐き出し吐き出し雪を踏みしめる
蒸気が不浄な空間を満たせばスターリン体制は虚しさを残し荒涼とした大地と共に車窓から過ぎ去って行く、そんなリバティ
(33)
花粉症の薬飲んで観るもんじゃなかったな〜
かなりウトってたけど、音は絶えず聞こえてました
開く傘、横切る犬、蒸気と炎、あと唾

もっかい観たいんで、BOXいつか買います

@ k'scinema
「ロシアンカルト」
Ryosuke

Ryosukeの感想・評価

4.9
コンディションの関係かかなり寝てしまい残念。独特のリズムが眠気を誘ったのだろうか...エンドロールで起きたのは初めてである。確かにイメージの断片の組み合わせで明瞭な筋は無いが、他にもっと刺激の無い映画は幾らでもあるので不思議である。機を見てもう一度チャレンジしたい。
ストーリーのつながりが分かりづらいのでどの部分で寝たのか自分でも分からないのだが、覚えている限りかなり魅力的な映像であった。
長回しの中で様々なものがガチャガチャと動き回る様子、生々しい暴力、性欲の発露、嘔吐、放屁、げっぷ、唾を吐く描写... 汚らしくも生命力を感じさせる人々、ガヤガヤとした音... レンズフレア気味の強烈な照明、火、煙...

3/15 4.0→4.9
さっそく再見したら素晴らしかった。こんなに印象的なカットばかりで構成されている作品もそうそうない。コンディションによって映画の印象は結構変わるので、見直してみることは重要だと改めて認識した。
タイトルが二回表示され、これによって一部と二部が分けられているのだろうか。まあストーリーを気にするような映画ではない。
頻繁なカメラ目線が異様な雰囲気を作り出す。仰角で図体のでかい主人公を捉えるショットも印象的。
ユーリー・アレクセイヴィッチ・ツリロは魅力的な主人公を怪演。大仰な動作もだんだん愛らしくなってくる。
傘がひとりでに開く描写や、異常に雰囲気のあるユダヤ人姉妹など、魅力的な構成要素が作品中に満ちている。鳥のコントロールまで完璧。
護送車でのレイプシーンの迫力、生々しさも尋常ではない。
音に関しても、作品中が強調された雑音、ノイズに埋め尽くされ、異様な作品世界に観客を引き込む。
スターリンの病床のシーンは荘厳さと不潔さの奇妙な融合が素敵。風に揺れるカーテンが美しい。
登場人物達の挙動、言動はカオスそのもの。「外国人がカマられた!」じゃないんだよ。
「人の影がひとりでに動き出す話、あれは何なんだ」と言う主人公の意味不明なセリフも、スターリン時代の混乱、不安を表しているのだろうか。
クストリッツァ作品をより小汚く、より混沌とさせたような感じもする。
コップを頭に乗せたままカーブを曲がりきることができずに、「リバティ!ざまみろ!」とばかりに崩壊してしまったソ連の、混沌と狂熱が詰まった大傑作。
airi

airiの感想・評価

-
全然理解できなかったけど、大人の本当に映画好きな人が好きな映画なんだろうなという凄みを感じた。自分はまだお子ちゃまで、はやかった。
浮浪者

浮浪者の感想・評価

3.5
糞を糞のまま美しさへ公現させることが撮ることの倫理であれ。敗北の常態化にくみせず、メシア願望すら抱かない。ただただ糞で理不尽なものを現実的に、そして耽美に関わる。意味は不明になって当然であろう、意義は不毛であって必然であろう。
ドストエフスキーが叫んだようにロシアの大地はどこまでも不毛であるから、人が喋るか叫ぶか唾を吐くか奇声をあげるかでしかカメラの前の空間は埋まらないのかもしれない。そんな中、スターリンの死のシーンの持つ美しさはその歴史性あってのことか。貧しさ故の反動的過剰を貫く、歴史、感情、人生…圧倒的だ。もう一回見よう
>|