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ベニスに死すの映画のレビュー・感想・評価

ベニスに死す(1971年製作の映画)
4.0

正直言ってまったく面白くはなかったです。

老人の持つ美に対する価値観から外れているはずの少年。その少年に美を見出してしまう老人。

結局、美とは理性的なものではなく、感覚的なものであったためにあのような結末になったと思う。美というものは、悪い方向に進んでいると分かっていても追い求めてしまうものなのでしょう!‥たぶん笑

終盤、老人が化粧をして最後のシーンを迎えていることを考えると、老人は自らの美の価値観を捨ててはいないのかも?
そして、彼の顔は化粧が汗で溶けて醜い顔になっていた。これは、やはり老人の持つ価値観は間違っていることの象徴か。
でも老人は同性に対する初恋を抱いている。この純粋で感覚的な初恋を抱いている老人を美しいとも捉えることができる‥かなぁ?笑


うーん、難しい(ToT)。何回か観ます♪
映像、音楽はとても綺麗でした。
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