観た!!
起承転結がハッキリしているタイプの映画ではなく、単調寄りで台詞も少なめだがその余白を楽しむ映画だと解釈。
登場人物たちの心情は分かりにくいけど、背景美術や建築様式、音楽や映像の風を楽しむ作…
【究極の青春パンク映画】
【ヴィスコンティは峯田を超えた】
【高度に技術に裏打ちされた安直さが、逆に説得力がある】
【ナミビアの砂漠の大卒弱男版】
私大文学部学生的な、あまりに私大文学部学年的な弱…
2025年178本目
静かに刻まれる破滅の予兆
イタリアの巨匠・ルキノ・ヴィスコンティの代表作
ノーベル賞作家・トーマス・マンの同名小説を原作に、美しい少年に惹かれるあまり破滅へ向かう老作曲家を描い…
努力では手にし得ない自然発生の美の極地
自ずから創造する芸術の美ではなく、努力とは関係なく自然にある美。追い求めても仕方がないと思っても、破滅に向かうと分かっていても、欲しくてたまらない。ロマン主…
映し出されるベネツィアの風景、建物の様式、人々のファッションなどなどすべてが美しすぎるフィルム。人の創り出した文化の精髄が映し出され、さらにそれらが纏う香水のような存在つまりエッセンスのさらにエッセ…
>>続きを読む美は、人によって見出されながらも、決して人には奉仕しないことが象徴的に描かれていたように思う。
また、19世紀から20世紀にかけてヨーロッパ文明が没落へと向かう軌跡を、作家として引き受けたトーマス…
海の向こうから船でやってきてボートで移動してホテルみたいなところに入ってエレーベーターのドア、ドア、廊下、部屋の扉、部屋の窓から海が見えるという感じでぐるっと空間が美しく繋がる
人物が建築や乗り物…