ひのり

遠い空の向こうにのひのりのレビュー・感想・評価

遠い空の向こうに(1999年製作の映画)
4.1
「ロケットを飛ばしたい」ただその夢を叶えるために、主人公は友達3人とチームを組んで、科学コンテスト優勝に向けて奮闘するお話。

実話が元になっており、主人公のホーマーは退役軍人を経て、実際にNASA技術職になったそうです。将来の道を決めるのは強い憧れと決意を持ち続けることなんだと、教えてもらった気がします。

科学者という「ホワイトカラー」を目指す主人公と、廃れゆく炭鉱の町で、責任者として働く「ブルーカラー」の父親との微妙な距離感も今作の見どころ。科学者を夢見る主人公も父親を最初は見下していたところもあったと思うけれども、現実の厳しさや父親の負傷をきっかけに父親を尊敬するようになっていきます。

同性の親子ってなかなか難しいところがありますよね。父と息子、母と娘…。近いようで何故かいつも遠くて、なかなか分かり合えない。すごく共感してしまいました。

仕事で疲れた時に見たい作品に名前が上がっていたので鑑賞したのですが、思ったことは、何事も成し遂げるのに大事なのはモチベーション。つらいことも気持ちを強く持って信じてやり遂げれば、この映画のラストのように空高くロケットを上げられると信じます!


<2017年 75作目>
ひのり

ひのり