クセのある人間しかいない一家の家族ドラマ
ハートフルなコメディ家族愛的な映画かと思ったら、事業に失敗した自己啓発系の父、家族嫌いな無口の兄、ヤク中のエロ爺、交際していた彼に振られ自殺未遂をした伯父、美少女とはいえない美少女コンテストを夢見る妹、それをとりまとめる母と情報の渋滞がやばい
メジャー映画的な展開を求めて観てはいけません、この映画は普通じゃないので！でも僕は好きです
物語の言葉を借りると
そんな普通じゃない“負け犬”の家族でも、どんな問題があってもそれが解決しなくてもなんやかんやあって生きてその中で幸せもあったりする
人生ってそんなもんかもなって良い余韻が残る映画
あとは構成が上手いなあって
家族とは一線を引いた伯父が視聴者の役になって家族を見守っている事でサイコな家族の出来事に視聴者が今どんな気持ちでいたら良いか、というのがすごく分かり易い、分かり易いのに代弁はしすぎない調度良い位置
ただしゲイです
「負け犬の意味を知っているか？負けるのが怖くて挑戦しない奴らのことだ」
作品の核にもなってる名言ですこれ
