この家族とボロボロのヴァンが愛おしくなって来たときに、終わっちゃうんだなあ。映画的にご都合主義に全部回収して終わるかと思いきや、そんなこともない。はっきりとした希望も提示されない。まあ、それでもいっかとも思えちゃう、平和な映画。
ネタみたいなお父さん、ネタみたいな叔父、ネタそのもののお爺さん。痛いんだけど、痛すぎない。絶対いそうもない家族なのに、いたらちょっといいかもって思っちゃうような不思議な家族。
最後にはみんな大好きになっちゃう。
最後に立ち上がる人のタイミング絶妙すぎて、大爆笑。キャスティングも、黄色いヴァンも、センスありすぎ。面白かった。
まあ、でも、あんな後でまたフランクが自殺するとも思えないし、ドウェインは解決してる。お父さんは不明だけど、この家族のまま、うまくやっていけると思う。自然なハッピーエンドなんだろうな。