新品畳

リトル・ミス・サンシャインの新品畳のレビュー・感想・評価

4.0
泣けた。
いかにもオーソドックスなファミリー映画にも見えるのだが、何か根底に熱いものを感じた。

映画の中に本当に必要なものは意図的に込められた「メッセージ性」などではなく、作り手の中にどうしようもなく存在する「切実な祈り」が描かれてるかどうかなのだろう。

祈りには迷いがある。
だからこそ願う姿勢には人間の美しさが宿るのだ。
祈り自体が人生への挑戦であり、
そして、それを叶えてくれる味方がいることが祈願者たちをより美しく成長させるに違いない。

きっと他者の祈りは最後は人の形になる。
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