すー

やわらかい生活のすーのネタバレレビュー・内容・結末

やわらかい生活(2005年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

様々な愛を「死」で失ってきた39歳。
寺島しのぶさんの自然な無気力演技に心惹かれた。
「うどんとそば」という突拍子も無いセンスと、その言葉の発し方がツボ。
かわいかった。

美人とは言えないけれど、魅力的なのは、欲がなくて自然体だからかな。
だから男が寄ってくる。でも寄ってきた分だけ傷つく。傷ついても生きなきゃならない。神は酷い。こんなラストはだめだよ。絶望を残したかったの?
もしかしたら、観る私たちに、「私の人生これよりはマシ」と思わせてくれるためのオチだったのかな。

私ももう傷つきたくないよ、と自分に重ねてた。人と接触したら傷つく。ってでもまた会社にいく。生きなきゃ。

今日彼氏に振られた空虚感の中で選んだ作品。これでよかった。慰められました。ありがとう。
すー

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