民衆の代弁者にでっちあげられた男の数奇な運命を描いたヒューマンコメディ。
クビを通告された記者のアンが話題作りのために、社会へ反抗すべく自殺しようとする男を創作する。
その役に選ばれた元野球選手のジョンは、不本意ながら市民の手本となり希望となっていく。
大胆な設定とスピード感のある会話劇で進むストーリーはとても魅力的で、優しくウィットなユーモアによって彩られている。
後半はけっこうシリアスでドラマティックな展開だが、破綻せずに熱い物語になっている。
バーバラ•スタンウィックの演技は素晴らしい。
編集長を演じたジェームズ•グリーソンの演技も見事。