Haruki

群衆のHarukiのレビュー・感想・評価

群衆(1941年製作の映画)
4.0
民衆の代弁者にでっちあげられた男の数奇な運命を描いたヒューマンコメディ。

クビを通告された記者のアンが話題作りのために、社会へ反抗すべく自殺しようとする男を創作する。
その役に選ばれた元野球選手のジョンは、不本意ながら市民の手本となり希望となっていく。

大胆な設定とスピード感のある会話劇で進むストーリーはとても魅力的で、優しくウィットなユーモアによって彩られている。

後半はけっこうシリアスでドラマティックな展開だが、破綻せずに熱い物語になっている。

バーバラ•スタンウィックの演技は素晴らしい。
編集長を演じたジェームズ•グリーソンの演技も見事。
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