直木谷ヒトシ

ガメラ3 邪神<イリス>覚醒の直木谷ヒトシのレビュー・感想・評価

4.1
前2作と異なりダークな雰囲気を増して展開される「地球の守護者」と「邪神」の凄絶なる決戦が東京・京都を巻き込みながら展開される、という中でやはりこの時の旧建設省とか都庁、あるいは京都府庁の苦労を思わずにはいられなくなる 仙台と違って行政機能残ってるだろうけどやっぱりこの規模はシャレにならない……
そしてイリスという別個の脅威 人間を取り込んでその憎悪も糧としたか、あるいは人間が一体となるのが「正しい運用」なのか…… なんにせよガメラとは違って人間を食い物にしてたのは事実 悪意の邪神……

怪獣同士の闘いが人間社会を、見えるものも見えないものも破壊する一方でガメラもまた傷ついている それでもなおギャオスハイパーの群れを察知したか傷に塗れながらも歩き出す 悲愴にして勇壮なる地球の守護者よ……