メタ壱

ガメラ3 邪神<イリス>覚醒のメタ壱のレビュー・感想・評価

5.0
ガメラ映画12作目、平成ガメラ三部作の完結編!
レギオン襲来以降、世界規模でギャオスの生態に異変が見られていた。
その頃、ガメラとギャオスとの戦いに巻き込まれ両親と飼い猫を失いガメラを憎んでいる少女・綾奈は、村の洞窟で謎の生物を発見しイリスと名付け育てる。
しかしイリスは次第に凶暴な一面をみせる事に…というお話し。

どんなに傷ついても、苦しくても闘い続けるガメラの姿に心が震えます。

一度は人間との絆を断ち切ったけれどそれでも人間を完全には捨てきれないガメラ。

それがガメラの弱さだと登場人物の一人が言っていたけれど、本当はそれがガメラの強さなのだと思います。

でもそれはただの優しさとかではなく、ガメラの“諦めない”という強い意志であり、生命が生きようとする力強さそのものの様に見えました。

ガメラってどういう存在なのか、それはエンディング曲『もう一度おしえてほしい』の歌詞とメロディの中に詰まっている様な気がします。

これからの日々の生活の中で苦しい事や辛い事があった時、たぶん僕は炎の中を歩み続けるガメラの背中と雄叫びを思い出すのだろうと思います。
メタ壱

メタ壱