「ガメラ(というかウルトラマンやゴジラも)って英雄視されてるけど絶対人巻き込んで死者出してるだろ」というツッコミに切り込んだ(？)作品。オカルティックな作風から90年代・世紀末の香りがプンプンして好き！前作より更に進歩した特撮技術で描かれる怪獣プロレスは大迫力！空中戦のCGも25年前にしてはよく出来ていた！冒頭の渋谷崩壊シーンの迫力が半端無い！1.5万人という具体的な死者数が出た。あの村も人口の半分死んでるし、被害甚大…。怪獣が屋内で戦うという発想がすごい！100m近い怪獣2体のバトルに対応できるリングは京都駅くらいだ。ガメラとイリスが睨み合うシーンがカッコ良すぎる！
ガメラが炎の中満身創痍でギャオスの大群に立ち向かっていく所でこの映画は終わる。業績が良ければ次回作も予定されていたとの事で、次回作に繋げる商業的な意図も込められたラストだったのかもしれない。一方で希望と絶望が混在するラストでもあり、鑑賞後に余韻が残った。ガメラならやってくれるかもしれないし、負けて人類滅亡かもしれない…。ガメラが人間を守る為ではなく地球を守る為に戦い続ける事を考えれば、傷を負っても立ち上がり轟々と燃え盛る炎の中を行くガメラの勇姿に、主題歌「もう一度教えてほしい」も相まって胸が震えた！歌声とメロディがとても綺麗な歌！監督作詞らしい。
ギャオスの鳴き声が昭和の物と同じになっていた。イリス幼体が「ﾁｮｹﾞﾌﾟﾘｨｨ」とトゲピーの様な鳴き声を発していたｗ
当時の国立科学博物館のフタバスズキリュウって今と違う場所に展示されてたんだ。
今度はホームレスになった大迫さん。あの男女2人組の存在が叩かれてるのは納得できる。男の方は喋り方気持ち悪いし。「朝倉ｻﾝ…ｿﾚｶﾞ死ｶ」 津川雅彦や渡辺いっけいや石丸謙二郎などチョイ役が豪華。渡辺裕之は3作全てに出演してたな、あんな事になってしまうなんて…。
平成ガメラ3部作で破壊された博多、札幌、仙台、京都…。無傷なのは名古屋と神戸？
小6の頃は「2」が一番好きだったけど、今観返すと「3」！
