あかり

月とキャベツのあかりのレビュー・感想・評価

月とキャベツ(1996年製作の映画)
4.8
綺麗で切ない映画
普段洋画の方が好きだけど、邦画っていいなと思いました

人気バンドを解散して田舎暮らしをしている花火(山崎まさよし)の元に、ヒバナと名乗る謎の少女が現れ一夏を共に過ごす というお話。

ヒバナがすごく印象的です。黒髪ショートで手足がスラリと長く、白のワンピースが似合って、天真爛漫で子供みたい。なのにたまに見せる儚い表情にどきっとしちゃいます。花火に口紅を塗らせてキスするシーンすごい💄

田舎の夏の風景も綺麗で、ひらけた丘や大きな月が上る夜、花火の古い家はどこか懐かしい感じ🌕

ひと夏を共にすごしてじっくりとふたりは距離を縮めていくけど、「夏休みはいつまでも続かない」ヒバナの秘密が明かされ、ふたりの夏が終わります。

ラストに流れる山崎まさよしのOne more time,One more chanceが映画のストーリーにぴったりで歌詞の一つ一つが刺さってぼろぼろ泣きました(´;ω;`)

奇跡がもし起こせるなら
今すぐ君に見せたい
新しい朝 これからの僕
言えなかった好きという言葉も
あかり

あかり