ねこ吉

ニック・オブ・タイムのねこ吉のレビュー・感想・評価

ニック・オブ・タイム(1995年製作の映画)
2.9
父娘が突然事件に巻き込まれ、娘を人質に取られた父が、制限時間90分の中で知事を暗殺するよう脅迫を受ける...というお話。
知事の周囲大半を取り込んでおきながら、まったくのど素人に暗殺を頼むの?!と、始めに心のツッコミをしてしまいました。
随所で周囲に助けを求めるも、都度犯人グループに阻止され、引き戻される...。いっそシュールな展開に面白くなって引き込まれます。
娘の命を握られて、藁にすがるようにあらゆる人に事情を説明しようにも、犯人グループの監視もあり、また突拍子のない説明にけんもほろろな対応をされるなか、靴磨きの退役軍人の正義感と、ホテルの従業員達の些少の力で何とか切り抜けて行く様に、映画のオチが想像できなくてかえってハラハラ見進めていきました。

犯人グループの詰めの甘さ(特に黒幕)が実に愉快ですが、90分という短い時間、味方0という中でどう切り抜けるのか?!という見所ある映画でした。
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