このレビューはネタバレを含みます
『南海大冒険』の併映。ドラえもんズのロボット学校在籍時に行われた卒業試験描かれる。
コンセプトがカーレースということでレーシング中の画は良く動き、疾走感がある。これまでのドラえもんズ映画では単発火力としてしか機能していなかったドラニコフが大いに活躍する。
上映時間が約15分と短いので全体的にドタバタコメディ色が強く、『怪盗ドラパン謎の挑戦状!』や『ロボット学校七不思議!?』の時のように丁寧に関係性が描かれることはない。
本作の一番の魅力は誰が何と言おうとギャル型ロボット(造語)のモモ。マイペースなドラニコフを馬鹿にしていたにも関わらず、ドラニコフの単発火力の高さに救われてからは彼を気にするようになり、ラストでは試験失格を取り消すように懇願、果ては頬にキスまでと、圧倒的なヒロイン力を示して見せた。
ミニスカ、ルーズソックス、チョロインとギャルのあるべき姿をした彼女を大胆にもヒロインに抜擢した点は大いに評価したい。