さおり

ロックアウトのさおりのネタバレレビュー・内容・結末

ロックアウト(2008年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

インディーズ映画の恥ずかしさというレビューを読んだが、映画館で見れば見るほど、そんな気持ちにならない。

映画館の画面と音響で聴くと、かなり映画の中に入り込める映画の一本

映像と音楽で、不安感を浴びせる冒頭

自分の暴力的な内面が、自分の目の前に現れてくることで、自分がさらに不安に陥る

そんな中、間違えて乗り込んだ少年との交流、いろいろ疑う警察官とのやりとりの中、一時的に失っていた記憶を思い出していく
世の中の警察官が、こんなに疑い深いのは辛い

仕事や金銭面など、将来に対する希望、安心感はあまりないのに、ラストのテールランプが何故か、なんとなくこの主人公の将来は、周りから見たら大したことはないかもしれないけれど、本人たちは幸せになれるのでは。という気持ちになれる。
出現した内面のダンスが軽やかに見えるからかもしれないが。

もう内面が暴力的に見えるようにはならないで欲しい

男の子とお母さんも、もっと理解しあえるようになってるといいな
さおり

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