あんときの井上

リメンバー・ミーのあんときの井上のレビュー・感想・評価

リメンバー・ミー(2010年製作の映画)
3.3
「「生きたい」と言えェ!!!!」

自暴自棄で死に急ぎのクソ野郎が主人公の映画はクッソ好きなので迷わず鑑賞。

ネタバレを見てしまって後悔してはいるけど、ラストは良かった、というと語弊はあるか...

主人公たちが悼むミクロな話で終始するのかと思いきや、ラストに観客全員がそのことを思い出し悼むマクロな話に展開する構造は面白いと思った、というと反感を買うか...

ロバート・パティンソンがいつも何かを書いているのがフリとして効いてるから、ラストのモノローグにも必然性を感じることが出来た、というと出来すぎか...

ラストの直前にロバート・パティンソンが、父のPC画面の家族写真を発見したことにより、父への怨嗟の念が完全に氷解したと観客に解らせるのが上手かった、というと都合が良いか...

ついでに言っとくと、ロバート・パティンソンのお父さんは全然悪い父親には見えなかった、というと別に良くもないが...

どうせ誰もがいつか死ぬのだから、どうせならその時まで誰かといつも一緒にいたい、というのは...「当たり前だ!!!!!」
あんときの井上

あんときの井上