原作の泉鏡花は、明治〜昭和時代に活躍した小説家。小村雪岱をきっかけに知り、ずっと気になっていた作品。
「日本橋」は泉鏡花の代表作のひとつでもあり、小村雪岱が初めて装丁を手掛けた本とのことですが、清爽な本の表紙からは想像し難いくらいの、芸鼓二人によるドロドロとした恋愛物語でした。
文学作品としての正しい見方は置いておいて、夢見がちなおじさんたちの恋愛にめっちゃ嫌気がさしました。お孝のとった行動には共感しかないし、清葉にも同情する、、!
淡島千景と山本富士子はどちらも本当に美しかった。淡島千景は、ただ立っているだけで全てを表現する凄さがありました。