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血は渇いてるのマのレビュー・感想・評価

血は渇いてる(1960年製作の映画)
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生活が豊富になろうが名声を手に入れようが、それ以上を求めてしまう 成果を上げても相手を引き摺り下ろしても何かが物足りない つくづく人間は欲張りで底知れないと、木口を取り巻く人間模様が相当悲劇的だった(ミーハーな民衆含め全人間が)特に木口とマネージャー、暴露屋の渇望的心情が上手く描けていて、この三者の一生捕まらない追いかけっこがちゃんと濃厚だった ストーリーとしてはやや白けたムードが立ち込めたが、冒頭の水滴音や謎の落下音を三分の一拍子のリズムで統一するこだわりはカッコ良かった
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