るてのら

血は渇いてるのるてのらのレビュー・感想・評価

血は渇いてる(1960年製作の映画)
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佐田啓二の印象的な写真は田沼武能撮影っぽい。

熱狂から覚めた妻が暇つぶしのために行うミシンの内職(針の上下運動が強調されている)、クビになったあとに回転するダンスに興じる芳村真理。謎の歌詞の長い歌で佐田啓二の変容が加速する。

ラストには蛇足に思える余韻をもたせたカットを置く生真面目さは大島渚と共通していると言えるかもしれない。
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