タイラントワーム

シザーハンズのタイラントワームのネタバレレビュー・内容・結末

シザーハンズ(1990年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

ジョニデ演じる鋏手のエドワード君と街の皆さんとの交流を描いた作品

寂しそうにボロ屋敷の隅で怯えるエドワード君を、割と即決で「うちに来なさい」と言い放ったりTV番組で「(多分心の底から)整形しても友人です」と言える神、ペグさん。
終盤の私が街に連れてこなければ…的なセリフがとても悲しかった。
ペグさんとこの家族(キムちゃんは一旦置いておいて)はエドワードとただの家族として触れ合っているように思えてとても素敵だと思った。
キムちゃんもイケイケ集団にいるけど、良い子なんだよなぁ。年頃の女の子だから最初こそ、ツンツンした感じだったけど次第に大切な人になっていくんすよねー

キムちゃんは最後、みんなに真実を話さす昔話としてちびちゃんに聞かせるわけだけども、あの時街の人に話さなかったのは、エドワードのさようならの意味(もうみんなの元には戻らないよだったり)、人を殺すという悪の行為をしてでも愛する人の幸せを守ったエドワードの思いを汲んだ結果なんじゃないかなと思ったり。

ティムバートン味がしっかりついた作品で、暖かいような切ないような綺麗な作品でした。