進藤先生

シザーハンズの進藤先生のレビュー・感想・評価

シザーハンズ(1990年製作の映画)
3.5
①ティム・バートンが苦手なのにすんなり受け入れる事が出来てしまった!

切ないラブストーリーは、やるせなさが残るが、深く余韻が残る映画は何度も味わいたくて観てしまう。

スーパーでキムを見るエドワードの表情とその時に流れる音楽が結末を予見するようで切ない。

②途中からエドワードの造形と物語から「X-MEN」が頭に浮かび、ティム・バートン版だったらこんな感じなのかと想像してしまった。

突然変異と人造人間の違いはあるが根底は同じで、ティム・バートンもブライアン・シンガーも世間から虐げられる者の傷みが分かる方なので、両作品ともキャラクターの悲哀が上手く表現されている。

③あの母にしてこの娘。
得体の知れない異形を受け入れてしまう広い心を持ち、人に何と思われようが構わない強い心を持つ母親。

その母親の娘なのでキムのエドワードに対する恋心も納得出来る気がする。

ふたりの心がひとつになった雪のダンスシーンは美しい!

2015/4/9 CS
進藤先生

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