ティム・バートン監督のダークファンタジーの世界感が心地良い。
暗い奇妙な映画なんだろうなと思ってたが全然違った。家や衣装がパステルカラーで統一されており、まるでテーマパークのような街で物語が進むのでワクワク感が凄い。
両手がハサミの人造人間エドワードを受け入れてくれる家族がとても優しいので、純粋なエドワードの人間性相まって心温まる雰囲気を感じられる。
チャーリーとチョコレート工場でもそうだったが、人間の汚い部分がだんだんと炙り出されてくる。汚い人間から追い詰められるエドワードをつい守りたくなってしまう。
両手がハサミだから好きな人を抱きしめる事も出来ない…
ラストは切ない気持ちになるが、鑑賞後は1冊の絵本を読んだ気持ちになれる作品でした。