Hiro

シザーハンズのHiroのレビュー・感想・評価

シザーハンズ(1990年製作の映画)
4.2
ティム・バートン監督のダークファンタジーの世界感が心地良い。

暗い奇妙な映画なんだろうなと思ってたが全然違った。家や衣装がパステルカラーで統一されており、まるでテーマパークのような街で物語が進むのでワクワク感が凄い。

両手がハサミの人造人間エドワードを受け入れてくれる家族がとても優しいので、純粋なエドワードの人間性相まって心温まる雰囲気を感じられる。

チャーリーとチョコレート工場でもそうだったが、人間の汚い部分がだんだんと炙り出されてくる。汚い人間から追い詰められるエドワードをつい守りたくなってしまう。

両手がハサミだから好きな人を抱きしめる事も出来ない…

ラストは切ない気持ちになるが、鑑賞後は1冊の絵本を読んだ気持ちになれる作品でした。
Hiro

Hiro