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絶唱のぉゅのレビュー・感想・評価

絶唱(1975年製作の映画)
3.3
2020年 鑑賞
原作は大江賢次の同名作品。山口百恵文芸作品第三弾。「伊豆の踊子」「潮騒」と同様、西河克己監督 × 山口百恵さん × 三浦友和さん。

山陰の大地主の息子・順吉(三浦友和さん)と貧しい山番の娘・小雪(山口百恵さん)が愛を成就する物語。しかし戦争という悲劇に翻弄されてしまう...

地主と山番、貧富の差が2人を隔てる壁となる。特に屋敷と地上の感じは和製逆ロミジュリ...

いきなりの駆け落ち...
“毎日が結婚式” あの足の映像がいい!想像をしてしまう...
戦争... またもや小雪と順吉は離れ離れに...
ヨイトマケをしながら、同時刻に互いに「木挽唄」を歌い... しかし、しばらくすると手紙の返事もなく、唄も聞こえてこない... そして、突然の吐血...

戦争は終わるも、 順吉の姿はなく、小雪は床に伏せながら「木挽唄」を...

最後は何という展開... まさに生と死後の世界が一緒に来たみたいな...

小雪こと山口百恵さんの歌声は色っぽい!顔のおぼこさと違い、大人の女のような声。そら、惚れてまうやろぉー!という心の声が漏れてしまう。

1165(20-299)
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