窒息系(個人的に潜水艦物はこう呼んでいる)の作品にしては薄味。
アメリカ海軍全面協力なので海軍宣伝フィルム的になってしまっているし、軍人だけなので悪人ゼロ、パニクる奴ほとんど無しと言うことだろう。
ヘストン演じる船長の人物の掘り下げがない。ヒーローでもないし苦悩するわけでもないので主役のくせに影が薄い。
ただ、見所はある。サンダーバードのワンシーンのようなDSRVの潜水シーン。船から出るとこはカッコイイ。
さすが実物の迫力だが、それ以外のミニチュアワークはかなりお粗末でオモチャ感バリバリなのが残念。
DSRVのシーンにサンダーバードの曲を脳内再生してテンションを上げられれば、それなりに楽しめる作品だろう。