たかちゃん

朧夜の女のたかちゃんのレビュー・感想・評価

朧夜の女(1936年製作の映画)
3.9
甥の不始末を肩代わりしようとする伯父と甥の母親、叔父の妻。だが、甥の相手の娘の側からは語らない。その意図は観客が勝手に想像するしかないのだが、彼女の死により万事解決という終わり方に目を瞑れば、葬式の甥の涙、夫婦の波風を越えて、事態を受け入れる坂本武夫妻。息子を溺愛する母親など、過剰なまでの愛情表現はどこか狂っているように思える。囃子のような音楽が心地よい。何故か、硬貨、お札のアップ挿入が気になった。
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