帝国軍に立ち向かう反乱軍、という勢力図を踏まえどこか牧歌的な白兵戦が主とならざるを得なかった旧三部作と比較し、一気に近代宇宙戦争化したクローン戦争の開戦描写が最高。そんな高度化した戦場にジェダイが集結して乗り込む救出戦はかなり爽快。『ゴールデンカムイ』の土方歳三みたい。「いくつになっても男子は刀を振り回すのが好き」なんです。
ヨーダによる“Around the survivors a perimeter create!”も聞けたり。ヨーダによる連隊編成…違和感が半端なくて思わず吹き出してしまった。この辺りからヨーダもオビワンも悪手が多くて、クワイ＝ガンの不在が痛すぎるし、新三部作が不評なのもまあわからなくもない。
『DUNE』もSWシリーズもマザコンっ気が強くて、それが神話とやらに根差しているのなら、もう人間という生き物は従来そういうものなのかもしれない。
