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最後の切札のbuccimaneのレビュー・感想・評価

最後の切札(1960年製作の映画)
4.0
序盤から展開早くてかなり頭を使わないと振り落とされる感じなんだけどそのペースにサバイヴする厳しさがあらわれてた。
佐田さんがシャツ売った後に言った価値観が観る方にも求められてると感じ。
女性関係についても明日死ぬかも知らないから種を残さないとみたいな切迫感があった。

客観的に見ると大事のために小さなリスクは排除しろよっていうのと切り札は早めにキープしとけよっていう事を指摘したくなるけど、そこをミスってしまう点がわずかに人間臭くて好きになるポイントと思う。

もともと洋品店という設定だけに開襟シャツのバリエーションかなり渋かったしオンオフによる服装のギャップが良かった。
ところでオープニングすぐ、教団の電柱看板の隣に肛門科の看板あったのメッセージが込められてると思ったけどどうかな。
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