アモット

アナタハンのアモットのレビュー・感想・評価

アナタハン(1953年製作の映画)
3.0
人生は些事の積み重ね。
とは言え数奇な運命に翻弄され、それでも生を追う性(さが)には同じ人間ながら感服。

ケイコがあまりにも扇情的でハマり役。
これがひとりしかいない女なら誰でもハマりますわなー。

桐野夏生の東京島はこの事件がモチーフなのだが主演の木村多江さんも扇情的でハマり役だったなぁ。

出演が日本人で監督が外国人、んでこの時代となると、まあこんな作りになっちゃうよなー。
ラストの拍子木や冒頭に古都の京都で撮影しました!とかさ。

現代と比べてしまえばあまりにもアラが見えて雑だったりするもののドキュメンタリー風な映画で戦争のひとつのエピソードとして記録にしとくには良かったかも。
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