Ryohei

恋は邪魔者のRyoheiのレビュー・感想・評価

恋は邪魔者(2003年製作の映画)
4.7
《俺得キャスト三つ巴!
ラブコメ風ララランド?!》

-60年代のNY。女流作家であるバーバラは、女性の社会進出を謳った「恋は邪魔者」を出版しベストセラーを果たすと、バーバラは男性誌の記者であるキャッチャーを名指しで批難する。
キャッチャーはバーバラの主張を覆す為、自らの身分を宇宙飛行士と偽りバーバラを恋に落とそうと接近していくが…


大絶賛でした😇👏🏻

何と言っても
監督・俳優・女優が私が好きな3点セットで、
当たり作品なのは明確でした笑


●まずは監督のペイトンリード
名前だけ聞いてもコアな映画ファンでない限り、パッと来る名前ではないかと思います。
しかし、手掛けた映画タイトルを聞けば大概の映画好きでもわかると思います。
そうです!『イエスマン』や『アントマン』を手掛けた監督さんなのです。
私自身も特にこの2作品はお気に入りで
映画自体そのものの楽しみを教えてくれた監督さんでもあります!
この2作品からも分かる通り
伏線の回収が本当に気持ち良い!
もし自分が映画監督になって映画を作るなら
ペイトンリードの作風を参考にしようと思えるくらい崇拝していて大好きな監督さんです☺️

●ユアン・マクレガー
もはや説明不要ですね(おい!)
多分ユアン好きならとにかく堪らないと思います!
プレイボーイなユアンが楽しめます笑

●レネー・セルウィガー
もう本当に表情がキュート!可愛すぎました🤣
先日アカデミー賞にて『JUDY』でジュディガーランドを演じ主演女優賞も獲得したことでも話題になりました。幅の広い役者さんですね!
実は本作のタイトル、
邦題は『恋は邪魔者』ですが
原題は『Down with love』と言って
何と同タイトルの曲名がジュディガーランドの楽曲としても存在していたんですね。
そんなご縁もあって本作にもジュディガーランドの映像が使用されていましたが、
まさか本作で主演を務めたレネーが17年後にそのJUDYを演じ一躍脚光を浴びることになるとは、なんとも素敵なお話だと思いませんか。
映画の繋がりって本当不思議で面白いですよね!


この作品が公開されたのが2003年と言うことで時期的に考えると
ユアンはバリバリ、オビ=ワンやビッグフィッシュの最中であり、
レネーは『ブリジットジョーンズ』や『シカゴ』と言った、
お互いキャリアの最盛期の最中だったにも関わらず、
こんな(と言ったら失礼かもしれませんが笑)
B級風ラブコメ作品への出演は逆になかなか貴重なのではないでしょうか(笑)


テーマとしては重くなりがちな男女の社会不平等を扱った作品ではありますが
メッセージ性は残しつつもポップなテイストで終始笑いが絶えない作風に仕上がってます。

男女の恋愛に対する考え方の違いを、
映画の"画"としてうまく表現している所が本当面白い。

よくありがちな下ネタシーン一つをとっても、
上品でセンスと品のある笑いで一本取られた!って感じでユーモラスでした。


本当に元気になれる作品です
前向きに恋愛楽しみたい〜
って人にもおすすめかも!
Ryohei

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