クジラックス

SR サイタマノラッパーのクジラックスのレビュー・感想・評価

SR サイタマノラッパー(2008年製作の映画)
5.0
ラッパーに憧れてる冴えない男たちが地味にもがくコメディ青春映画です。
中途半端な田舎感たっぷりな中で、気は弱いのに見た目怖そうにしてラップしてる主人公達がシュールで痛くて切なくて面白かったです。

製作費が低予算らしく、演技も素な感じで、時々ドキュメンタリーにも見えてくる不思議な映画でした。(終わり方が中途半端だったのが気になりましたが、続編が現在上映中のようです。)

ラップの歌詞が聞き取りにくかったけど、2回3回と見直すと歌詞の内容が分かってきて面白さ倍増。
市の会議室、最後の定食屋でのラップは何度も聴きたいです。

何気に高校の頃はキックザカンクルーやRIP Slymeが好きだったりしました。
ZEEBRAとかキングギドラとかは怖くてスルーしてました。
ファンキーモンキーベイビーズ等の爽やかラップ路線も好きです。
何か和製HIPHOP借りてみようかなあ。

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11年前の感想。いやはや、あれから映画も沢山観たけれど、なんだかんだでサイタマノラッパー1~3は僕の人生ベスト10に入るぐらいの魂震える映画でしたよ。