MiyachiKazuya

SR サイタマノラッパーのMiyachiKazuyaのレビュー・感想・評価

SR サイタマノラッパー(2008年製作の映画)
2.2
「ダサい」という言葉が効果的だった。
主人公のラップに対する愛と、周囲との噛み合わせの悪さが印象深い。
舞台となる地方都市は居心地の悪いぬるま湯で、そこで大きい顔もできなければ、表現に対する理解も得られない。
しかし、その場を離れる必然が感じられない。
そのような状況で、自己と環境の折り合いを付けられないことは「ダサい」。
解決策は、技術を磨くことと、環境に合わせたパッケージングであることをラストシーンから受け取った。

音楽を取り扱った作品だけど、音が悪いのは引っかかった。